• ペプチドって何?レチノールやビタミンCと違うの?

    毎日のスキンケアは1日2回のお家で出来る肌治療と思っている私。

    日々の紫外線による外因性の老化だけでなく

    ただ毎日生きているだけで酸化反応や糖化反応により内部から老けていきます。

    それが蓄積するとしみ、くすみ、たるみ、しわなどの

    肌の老化につながるので

    できればその日のダメージその日のうちに。

    スキンケアでダメージをしっかりケアしてあげることが大切です。

    そして毎日のスキンケアに積極的に取り入れたい成分が

    ①ビタミンCなどの抗酸化成分 ②レチノールなどのビタミンA ③ペプチド です。

    毎日の酸化反応や糖化反応を抑えるべく抗酸化作用の高い成分は必須。

    エイジングにより肌のターンオーバーが落ちてくるので

    そのスピードを適正に保つ手伝いをしてくれたり

    コラーゲンなどの肌の構成成分も増やしてくれるビタミンAも

    出来れば取り入れたいところ。

    そしてもう一つ、ぜひ取り入れて頂きたいのがペプチドです。

    ペプチドはアミノ酸がつながったもので、

    肌に塗ることで肌細胞にコラーゲンなどの肌の構成成分を作るように指示を出したり、

    ECMという肌のお家、環境を、若い時の状態に近づけてくれます。

    それによって肌を若い時のコンディション(しみ、くすみ、しわ、たるみの少ない状態)に

    近づけるということですね。

    これの何がいいかというと、

    肌の細胞や環境に何か負担をかけたり、無理に何かを変えたりすることなく、

    肌を内側から健康な状態にして、ナチュラルなアンチエイジングが叶うというところです。

    いわば家で出来る肌育治療ですね。

    そして他にもボトックス様作用を示すペプチドもあり、

    表情じわが気になるけどボトックスは不自然になりそうで怖いという方や

    ボトックス治療したの方の日々のメンテナンスとして使用できます。

    つまり皆様に使って頂きたい成分ではあるのですが、

    成分の不安定性などの特性上、配合するのが難しい成分なので製品の値段が高めであるのと、

    p Hなどの変化で効果が弱まる可能性があるので

    一緒に組み合わせる他の製品にも気をつける必要があります。

    だからこそドクターズコスメで

    医師のアドバイスのもとで使って頂けると効果を感じて頂きやすいかなと思います。

    昨今のトレンドは

    “肌を健康に維持してナチュラルな美しさを目指す=skin longevity”

    です。

    ぜひペプチドで健康でナチュラルな美肌を目指しましょう。

  • 目周りのシワ、ホームケアで治る?治らない?

    最近目周りがシワっぽくなってきた。

    何か改善方法はないかしら?となった時に気になるのが

    「これは自分で治せるシワかどうか」という疑問。

    目周りのしわの原因はいくつかあり、

    スキンケアなどホームケアで治るものもあれば、

    最後の砦、美容医療をもってしても治らないものもあります。

    目周りのシワの原因が

    乾燥によるものだけであれば保湿剤などのホームケアで改善することが多いです。

    特に冬、皮フが薄く乾燥しやすい目元は、ファンデーションがヨレたりシワっぽくなりがち。

    ヒアルロン酸など保水力の高い成分の上に、オイルなどの油分を重ねることで

    水分が蒸散するのを防ぐのが効率的です。

    ただし年齢を重ねると、目元の小じわの原因は乾燥だけにとどまりません。

    肌の老化でコラーゲンやエラスチンが減少し、

    皮フの厚みが薄くなってシワっぽくなる場合もあります。

    その場合はレチノールやペプチドなど

    肌の構成成分を増やしてくれる成分配合のドクターズコスメを毎日コツコツ使うのがおすすめ。

    またクリニックでの治療が可能なら

    スネコスといった肌育製剤で肌に栄養を与えることで、

    肌のクオリティを若い時の状態に近づけるのも効果的です。

    注射なのでスキンケアと異なり、直接有効成分を真皮まで届けられるのが効率的ですね。

    そして表情筋のコントロールも大切。

    少し笑うだけで、目尻や目の下に細かいシワが入るようになってしまったという場合は

    ボトックスも併用するのがおすすめです。

    目元のボトックスは笑えなくなるかもとの心配の声が多い部位ですが、

    筋肉の動きを止めるのではなく、

    周囲の筋肉とのバランスをとりつつ過度な収縮を抑えることで、

    目が潰れにくく、余計なシワの入らない、上品で素敵な笑顔になるのでおすすめです。

    どうしてもボトックスに抵抗があるなら、

    塗るボトックスとも言われるアルジルリンなどの

    ペプチドを配合したスキンケア製品を使うのもおすすめ。

    そして肌の乾燥、老化、表情筋の過度な収縮が組み合わさり

    繰り返すことで無表情の時でも入るのが「刻まれシワ」。

    これはもはや皮フに刻まれた傷のようなものなので、

    クリニックでの治療をもってしても治すのが難しいです。

    なので目元のシワは、刻まれシワになる前の、治療可能な間に治療を開始するのがおすすめ。

    つまり予防が一番大切。

    ホームケアだけで改善することもあれば、クリニックでの治療が必要な場合もあるので

    刻まれてしまう前にぜひ一度相談されてみてはいかがでしょうか。

  • ほうれい線ヒアルは危険?

    ほうれい線治療でよく行われるヒアルロン酸注入。(基部ヒアル、貴族ヒアル)

    まずヒアル1ccで治療するとなると

    ほうれい線に沿ってヒアルロン酸注入を行うのが一番スタンダートかと思います。

    でも実はほうれい線に沿って大きな動脈(顔角動脈)が走行しているので

    ヒアルを血管の中に誤注入して血管を詰まらせる

    「塞栓症」という合併症のリスクが高い部位でもあります。

    The facial artery A Comprehensive Anatomical Reviewより引用

    この動脈は一部、網膜につながる血管と連絡しているので

    最悪の場合、失明などの重大な副作用が起こり得ます。

    一般的には触診で、注入したい部位に血管が走行していないか、

    または針を刺入後、シリンジに陰圧をかけて逆血がないかを

    しっかり確認することで塞栓症のリスクを減らしていますが、

    それでも万全とは言えません。

    血管の走行位置や深さは結構な個人差がありますし、

    実際に目で見て確認できるに越したことはないので、私は好んでエコーでの確認を行なっています。

    また術前、術後の血流の様子や

    過去に注入したヒアルの位置や残存具合、

    注入後のヒアルの位置なども合わせて確認することで

    患者様にとってだけではなく、医療者側にとっても

    安心して治療を行うことができると考えています。

    美容医療も「医療」なので、リスクをゼロにすることは出来なくても

    それを下げる努力は惜しまずに行なっていきたいと思います。

    やはりほうれい線は加齢に伴い、治療のニーズの高い部位。

    正しく恐れつつ、安心安全な治療をご提供してまいりたいと思います。

  • 笑顔時のハの字の食い込みを改善する

    笑った時に、目頭側からゴルゴラインにつながるハの字の食い込みが気になる

    という方いらっしゃいますよね。

    凹みがあるからと安易にヒアルを溝に沿って入れると

    笑顔時に余計にモッコリ悪目立ちすることもあるので要注意です。

    主な原因は

    ティアトラフリガメントという目頭側の靭帯の引き込みが強いことと

    眼輪筋という目周りの筋肉の特に内側の収縮が強いことと考えられます。

    Anatomical-Based Filler Injection Diagnosis to Treatment Techniques: Infraorbital Groove and Hollownessより引用

    根本治療はオペになりますが、侵襲性が高くなかなか踏み切れないという場合

    お試し頂きたいのがボトックス治療です。

    眼輪筋の内側の過収縮を抑制するため、食い込みが生じる部分に少量注入がおすすめ。

    ただし目の下(ティアトラフリガメントの外側)までボトックスを打つと

    涙袋がなくなってしまうので注意が必要です。

    またハの字の食い込みが出る方は

    概して、鼻根、バニーなど目頭〜鼻周囲の筋肉が強い傾向があるので

    そちらも合わせて治療するのがbetterなのと、

    目尻側の収縮とのバランスも考慮し

    必要に応じて目尻ボトックスも検討するのがおすすめです。

    基本的に表情筋は一部の収縮を完全に止めると必ず歪みが生じるもの。

    常に表情筋のバランスを考えながら細かく微調整するのがおすすめですよ。

  • エラボトックスでたるむ人の特徴とは

    エラボトックスは打つ方がいいの? 打たない方がいいの?

    「エラボトックスで小顔に見せたいけれど、年齢を重ねるとたるむと聞いて不安」

    という方も多いのではないでしょうか。

    エラボトックスは、咬筋(こうきん)という

    下顎角から頬骨の下あたりまで広がる大きな筋肉のボリュームを

    ボトックスで減らす治療です。

    フェイスラインをすっきり見せる効果が期待できる一方で、

    骨格によって「向いている方」と「慎重に検討した方がよい方」がいらっしゃいます。

    まず、下顎角(エラ部分)の角度が小さい方(90度に近い方)は、

    骨格的にエラが張って見えやすいタイプです。

    さらに噛む力が強く、咬筋も発達していることが多いため、

    エラボトックスを打っても筋肉量が極端に減少しにくく、適応になりやすいです。

    一方で、下顎角の角度が大きい方は、

    エラボトックスによってたるみが目立つ可能性があります。

    このタイプの方は、一般的に面長傾向で噛む力が弱く、

    太っていないのにフェイスラインの境目が曖昧に見えたり、

    口横にもたつきがあるように見えることがあります。

    下顎角の角度が大きいと、フェイスラインを後方から支える力が弱くなりやすく、

    そこにエラボトックスで咬筋のボリュームまで減らしてしまうと、

    口横のたるみが悪化することがあります。

    さらに、あごが小さいタイプの方も注意が必要です。

    あご先のボリュームは、フェイスラインを前方から支えるうえで大切な要素です。

    下顎角が広く、なおかつあごも小さい方にエラボトックスを行うと、

    フェイスラインを前後で支える力が弱くなり、口横のたるみが目立ちやすくなることがあります。

    では、なぜ「年齢とともにエラボトックスでたるむ」と言われるのでしょうか。

    理由のひとつは、加齢により頬外側の脂肪が減少しやすくなるためです。

    そこへエラボトックスで筋肉量まで減ると、頬こけが強調されることがあります。

    もうひとつは、加齢とともに下顎角の角度が大きくなりやすいことです。

    もともとの支えが弱くなる中で、さらに咬筋のボリュームが減ることで、

    たるみ感につながる場合があります。

    そのため、下顎角の角度が大きい方や、あごが小さい方には、

    ヒアルロン酸によるフェイスライン形成や糸リフトの併用がおすすめです。

    また、頬こけがある方でエラボトックスをご希望の場合は、

    頬へのヒアルロン酸注入を併用することで、バランスよく仕上がります。

    咬筋は顔の横幅を大きく見せる一方で、

    フェイスラインを後方へ支える役割を担っています。

    だからこそ、「小顔になりたいから全員にエラボトックス」ではなく、

    ご自身の骨格や加齢変化に合わせて適応を見極めることが大切です。