「年齢とともに人中が長くなってきた気がする」
「人中短縮ボトックスに興味があるけれど、本当に効果があるの?」
このようなご相談をいただくことがあります。
結論から言うと、人中短縮ボトックスは適応のある方には有効な治療です。
しかし、人中が長く見える原因は一つではないため、
ボトックスだけでは十分な改善が得られないケースもあります。
人中短縮ボトックスとは?
人中短縮ボトックスは、上口唇の赤唇部(口紅を塗る赤い部分)の上に
ボツリヌストキシンを注入する治療です。
口輪筋の一部である pars marginalis の働きを弱めることで、
赤唇が内側へ巻き込まれるのを防ぐことで
赤唇のボリューム感が増し、人中を短く見せます。
ただし、人中が長く見える原因は筋肉だけではありません。

① 唇のボリュームロス
年齢とともに唇の厚みが減少すると、赤唇が薄く見えるようになります。
口紅が塗りにくくなったり、唇の輪郭がぼやけたりするのもそのサインです。
人中の周り(白唇部)も加齢によりボリュームを失います。
すると人中の立体感が失われ、平坦な印象となり、
人中が実際以上に長く見えることがあります。
このようなケースでは、ヒアルロン酸によるボリューム補正が有効です。
赤唇部だけでなく、人中周囲の支持組織を補うことで、
唇周囲に自然なメリハリを与えることができます。
③ 皮膚の菲薄化とハリの低下
加齢に伴い皮膚が薄くなり、ハリや弾力が失われることでも人中は長く見えます。
このような場合には、
- ペプチド配合スキンケア
- 肌育治療(スネコス、プルリアル、スキンバイブ、CGスタイラー)
- レーザーやRFなどの熱デバイス治療
などが選択肢となります。
特にボリュームロスが気になるエイジング世代には
架橋ヒアルロン酸配合のスキンバイブやCGスタイラーでふっくらさせるのがおすすめ。
人中短縮ボトックスが向いている人
- 笑ったときに上唇が内側へ巻き込まれる
人中短縮ボトックスだけでは改善しにくい人
- 口周囲のボリュームロスが強い
- 人中部の平坦化が目立つ
- 皮膚のたるみや萎縮が強い
- 骨格的に人中が長い
このような場合は、ヒアルロン酸や肌育治療などを組み合わせた方が
満足度の高い結果につながることが多いです。
まとめ
人中短縮ボトックスは、
上唇が内側へ巻き込まれることで人中が長く見えている方には有効な治療です。
一方で、加齢による人中の変化には、
ボリュームロスや皮膚の菲薄化など複数の要因が関与しています。
そのため唇のボリューム、口周囲の支持組織、皮膚の状態まで含めて評価し、
必要に応じてヒアルロン酸や肌育治療を組み合わせるのがおすすめ。
自然で健康的な若返りを目指すためには、
「人中を短くすること」ではなく、
「なぜ人中が長く見えているのか」を考えて原因にあった治療を行うのが大切です。

