注入ドクターと学ぶ はじめての美容医療

持続可能な美しさを目指して

  • Wakayama, Kobe, TOKYO
  • 美容皮膚科医
  • ヒアルロン酸、ボトックス、肌育などの注入治療をメインに日々診療を行なっています
  • 体型は細いのに顔だけ太って見えるの、なんで?

    体型は普通、何なら痩せ型なのに、口横がもたついて顔だけ太って見える。

    日本人にはよくあるお悩み。

    一生懸命HIFUや脂肪溶解注射をするものの、あまり改善しない。

    そういう時は一度、骨と筋肉に注目してみましょう。

    日本人は特にアゴの骨(下顎骨)が小さめの方が多く、

    そういう場合は、比較的若めの年齢から

    アゴに梅干しシワが寄り、マリオネットラインができ、しもぶくれっぽい印象を受けます。

    それは顔が太っているのではなく骨が小さい証拠。

    そして骨が適切な大きさであることは

    筋肉が適切な強さで収縮するのに必要不可欠。

    つまりアゴの骨が小さいと口を閉じにくく

    それを頑張って閉じようして筋肉が過剰に収縮するので、

    梅干ししわや口角の下がりにつながります。

    その結果口横がもたついて太って見えるのです。

    そんな時はデバイス治療だけでなく、

    ヒアルロン酸でアゴ・フェイスライン形成をしたり

    ボトックスでフェイスラインをたるませる筋肉の収縮を緩めてあげましょう。

    フェイスラインにヒアルを入れて太って見えませんか?

    とよく質問をいただくのですが、

    小さい骨のサイズに対して、上に乗っかっている皮下組織が多いと太って見えるので、

    骨のサイズを適切なサイズに補正してあげると、むしろ痩せて見えます。

    またアゴ(オトガイ)、下顎角をしっかり作ることで

    前方、後方にリフトされるのでフェイスラインのリフトアップ効果があります。

    フェイスラインに入れるヒアルは比較的硬く、

    モチもいいので、

    一度の治療で長く効果を感じて頂けますよ。

    試してみてくださいね。

  • いかに皮フをたるませないかが問題。

    たるみ治療は世の中にたくさんあって何の治療が一番効果的なのか、

    自分には何の治療が合っているのか、迷う方も多いのではないでしょうか。

    基本的にボリュームの増減によるたるみは

    どのタイミングにおいても比較的リカバリー可能だと考えています。

    つまり、顔の骨格や脂肪組織が減少することでリフトアップ力が減少し、

    下方にたるんでいる場合はヒアルロン酸や脂肪注入など

    ボリュームを足すことでリフトアップするのが有効ですし、

    脂肪が増える、もしくは下垂(たるみ)により

    結果的にボリュームが増えているところには

    デバイスやスレッド、脂肪溶解注射、

    もしくはオペが可能なのであれば脂肪吸引などで

    ボリュームを減らす、もしくは必要なところに移動させることが可能です。

    ただ皮フのたるみ、緩み、クオリティの低下に関しては

    一朝一夕に治療することは難しいです。

    まだ、皮フに厚み、ハリがあり引き締まった状態が維持されており、

    ボリュームのみ下方に落ちて、組織が余っているだけであれば

    (現実的にはそういうことはなく、たるんで組織が余っているときには、皮フもゆるゆるスカスカであることが多いと思います)

    最終手段であるフェイスリフトでリフトアップすると大きな改善が認められると思いますが、

    皮フがゆるゆるであれば

    どれだけリフトアップしても組織が綺麗に立ち上がらないですし、

    仕上がりに歪みが出てきます。

    それくらい皮フに厚み、ハリ感があることは何よりも大切なことなんです。

    たるみ治療においては、

    何の治療をするにも皮フが引き締まっていればいい結果が出ます。

    なのでたるみ治療をする上で大切にしてほしい考え方は

    「皮フのクオリティを高く保つ=厚み・ハリがあり、引き締まった状態

    をいかにして実現するか」です。

    そのためには地味ではありますが予防治療が一番大切。

    熱デバイス、肌育、レチノール・ペプチド、ショートスレッド….

    こういった即効性はないけれど

    必ず5年後10年後の肌を変えていく治療というのを

    常に頭の片隅に置いていただきたいのです。

    肌の引き締め治療は症状が出る前の予防が何より大切。

  • 目の下注入治療のダウンタイム

    目の下のヒアル+ベビコラ。

    受けてみたいけどダウンタイムって結局どうなの?

    目元は他の治療部位と比べてマスクで隠せないので、

    ダウンタイムを気にされる患者様は結構多いです。

    目の下治療で一番懸念されるのは内出血と浮腫み。

    目の下は皮フが特に薄いので、他の部位と比べて内出血のリスクは高めな上、

    元々肌に赤みがある方は毛細血管が拡張しているので、内出血が出やすいです。

    またデバイス治療を受けた後は皮フの血流が増加しているので、

    内出血が起きやすいと考えられます。

    ただ目元の注入を行うときは、

    カニューレという先が尖っていない針を使って

    一ヶ所から目元の広い範囲を治療できるので、内出血のリスクを最小限にすることが出来ます。

    また仮に内出血が出ても、穿刺部のみで、コンシーラーで隠せると思うので

    あまり心配はいらないかと思います。

    次に浮腫みについてです。

    目元はリンパ管が細かく張り巡らされているので

    注入によって組織への刺激が加わると容易に浮腫みが出ると考えられます。

    写真は Plastic Surgery Key Chapter2 The Lymphatic Anatomy of the Lower Eyelid and the Malar Region of the Faceより引用(緑の管がリンパ管です)

    特にベビーコラーゲンはむくみが出やすく、

    早ければ施術中から、少なくとも次の日の朝にははっきりとした浮腫みが出ます。

    なので術後は出来るだけ冷やして血流を増やさず(飲酒、運動や長風呂などは避けてください)

    頭を高くして寝ると効果的かと思います。

    そして患者様によってはステロイドや抗アレルギー剤、漢方を内服すると

    浮腫みが減少するケースもあるのでご相談ください。

    一方、ヒアルは直後はあまり浮腫みませんが、

    1週間ほどで少し吸水して

    ボリュームがUPするので術直後よりさらに痩せが改善します。

    目元の注入治療を受けたいけどダウンタイムが心配という場合は

    まずはヒアル注入1週間後に、

    ボリュームが安定したのを確認してから、

    ダウンタイムが出せるタイミングでベビーコラーゲンを追加して

    最後の仕上げをするのがいいかと思います。

    そうすることで最小限の注入量でナチュラルに仕上げることができますよ。

  • 加齢で伸びた人中を短くしたい。

    人中が長くなってきました。年齢を重ねるとよくあるお悩みです。

    そして人中の長さを感じる時、たいていの場合、唇も薄くなっていることが多いです。

    つまり

    若い時の、前に突出したぷるんとリップが失われ、人中が長く見えます。

    これらは加齢による皮フ、皮下組織、口輪筋、骨などの組織の萎縮によって起こり、

    特に皮フと皮下のボリュームロスおよび口輪筋の萎縮が

    ぷるんとリップを失わせる原因だと考えられています。

    リップのアンチエイジング治療で一番よく用いられるものはヒアルロン酸注入ですが、

    ヒアルの役割としては皮下のボリュームロスを補うことなので、

    40代くらいの、

    唇のボリュームが減ってきて老化の兆しが見え始めたタイミングにとてもおすすめです。

    唇のボリューム減少により、唇の高さが短くなって人中が長く見える場合、

    ヒアルロン酸を柱を立てるように縦方向に注入していくと、

    唇の高さが改善し、人中が短く見えます。

    ただし、皮フや筋肉の老化も同時に起こっているので

    ボリュームを足すだけの治療をひたすら続けていくと、

    なんとなくもっこりして、メリハリのない美しくないリップに仕上がってしまうことが多いです。

    特に赤唇が内側に巻き込まれ始めると、筋の萎縮が強く出てきている可能性が高いので

    過度なボリューム補填はおすすめしません。

    (イメージとしてはおばあちゃんの薄々、シワシワの口元に、過度なヒアル注入はNG)

    筋の萎縮を改善するのはなかなか難しいので

    肌育注射やEBDで出来るだけ皮フにハリ感を与えつつ、

    人中の柱〜キューピッドボウ(上唇のM字のトップの部分)や

    バーミリオンボーダー(リップの輪郭)を際立たせて

    口元にメリハリをつけたり、

    あごの梅干ししわや、マリオネットラインを改善させたり、

    口角を上げるように注入治療を行ったりして

    口元全体を滑らかな印象にするのが効果的です。

    「人中が延びた」などといった分かりやすい変化に目が止まりがちですが、

    口元はお顔の他のパーツとのつながりを意識して治療すると

    ナチュラルなアンチエイジングが叶いますよ。

  • 目の下の小じわが気になります。

    目の下の小じわ

    (睫毛縁に近いところに出来る無表情時も入ってる細かいしわ=fine line)

    気になる人多いですよね。

    目の下の小じわは、

    薄くボリュームが減った生地に、何度も同じ力が加わることによってできる

    一種の「傷跡」(皮ふに折り目がついてしまった状態)です。

    ボリュームロスのみが原因の

    皮フ余り、ヨレによってできる小じわであれば、

    ボリュームを足すことで皮フが引っ張られて小じわの改善が認められますが

    それでも気づいた時には

    その状態で時間が経過してしまっていて、折りジワとして刻まれていることもしばしば。

    そして一度ついてしまった折り目は、浅くはなっても、なかなか完全に除去するのは難しい。

    一度その部分の肌を破壊、除去して、(EBDやmico needling、ピーリングなど)

    skin booster や skin stimulator (肌育、ビタミンA、ペプチド)を使いながら再生を促していく、

    そういう過程が必要になってきます。(それでも完璧に治療するのは難しい)

    なので目周りは予防治療が一番大切な部位だと思っています。

    目元は元々皮フが薄い部分なので簡単に折りジワが入る部位。

    まずは目元の皮フの厚みを減らさないように

    EBD(needle RF、レーザーなど)、

    肌育注射(ヒアルロン酸、ペプチド、アミノ酸など)、

    ドクターズコスメ(ビタミンA:レチノール、ペプチドなど)

    を日々取り入れて肌を育てつつ、

    目の下のクマやたるみをそのまま放置しないこと。(ヒアルロン酸、ベビーコラーゲン)

    時間の経過とともに、そのたるみの形で、皮ふそのものにも折りジワが入っていきます。

    そして同じ動作を繰り返す力を少し抑えてあげること(ボトックス、ペプチド)が大切です。

    目元にボトックスを打つと笑えなくなるのが心配と言って避ける方が多いですが、

    ある程度収縮しつつ、過度な収縮を抑えるくらいに注入すると

    上品な笑顔になりつつ、シワも予防できるので、一石二鳥でお勧めです。

    それらによってシワがそもそも入らないようにする、

    そしてその兆候が見られたら早めに対処すること。

    これが何より大事な目元の小じわの治療のポイントです。

  • レチノールを使うとビニール肌になるのか?

    レチノールが肌のアンチエイジング(肌育)にとって

    とても大切だとお話ししましたが、

    よく聞かれるのが「レチノールでビニール肌になりませんか?」という懸念。

    簡潔な答えとしては、「肌質、濃度、使用頻度」によります。

    レチノールの効果として代表的なものは

    MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ=コラーゲン分解酵素)を抑制することで

    コラーゲン分解抑制と、コラーゲン生成促進し、

    真皮乳頭層のコラーゲン増加させる効果。

    特にタイプⅠコラーゲン増加は、

    老化によってスカスカになる線維組織を適正化し、肌を引き締めてくれます。

    また加齢により落ちるターンオーバーの速度を適切にし、

    角質をコンパクトに、真皮顆粒層の厚みを増やしてハリ感のある肌にしてくれます。

    そして皮脂抑制効果と相まって毛穴の開きや黒ずみを改善してくれます。

    個人的にはレチノールは stimulator 的立ち位置だと思っていて、

    老化によって落ちてる肌機能を適正化するよう刺激し促すことが

    レチノール使用のメインの目的だと思っています。

    なのでレチノールを、

    ターンオーバーが適正化される濃度や頻度で使用できれば

    ビニール肌にはなりづらいのではないかと思います。

    つまり濃度が高ければ高いほどいい、頻度は毎日がいい、ではないということです。

    レチノールを使い始めの時に出るA反応(赤み、乾燥、皮むけ)は悪いものではないですが、

    やはりそれが長期に続くのは

    肌のバリア機能を落とすことにもなりますしお勧めしません。

    (しみ治療のためのセラピューティックの時は別です)

    肌がゴワゴワせず、ニキビもできず、

    だからと言ってかゆみ、ひりつきが出過ぎない

    スムースな質感でいられるような

    使用濃度、頻度を見つけて、それを続けるのがベストと考えています。

    そして先ほども申し上げた通り、レチノールは stimulator です。

    つまり刺激されて頑張れる素材がないと、

    どれだけレチノールを入れてもいい肌は作れないということです。

    じゃあどうやっていい素材を作るか。

    ペプチド入りのスキンケアと、

    栄養(プロテイン、ビタミンA、B、C、D、E、鉄、亜鉛、糖質制限など)

    クリニックでの肌育治療(ヒアルロン酸、アミノ酸、PNなど)です。

    特にスキンケアでのペプチドの導入に関しては

    ペプチドを皮内に届けるため、

    ある程度油分の多いテクスチャーであることが多いので、

    ニキビ肌の人にペプチド化粧品のみ使用するとニキビになることがあります。

    脂性肌の人はペプチドをうまく使うためにも

    レチノールで皮脂コントロールすることは重要だと考えています。

    レチノールはうまく使えばとてもいいスキンケア成分です。

    どうか自己判断で使用せずクリニックで肌状態を確認しながら、

    適切な濃度、頻度を守って使用してくださいね。

  • スキンケア、レチノールかペプチドか。

    肌のアンチエイジングは、注入治療においてもとても大切なポイントです。

    どれだけヒアルロン酸で皮下にボリュームを入れても

    皮フが薄くヨレていては、凹凸感が残り綺麗にリフトアップされません。

    またヒアルロン酸注入後のなんとも言えない水っぽさを出させないためにも

    厚み、ハリのある肌を育てることはとても大切です。

    そしてスキンケアは1日2回の貴重な肌育のチャンスです。

    老化により、肌のターンオーバーが落ちると、

    肌のカサつきやくすみが出てきたり、

    コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などが減少することで、

    水分が失われると同時に、薄く、しわの入りやすい肌になります。

    そんな肌に対し有効なスキンケア成分の代表格として

    レチノール(ビタミンA)、ペプチドがあげられます。

    どちらも併用するのがお勧めですが、

    個人的には

    皮脂が出る、もしくは以前は皮脂がある程度出ていたような、

    皮ふに厚みがあるものの、

    それがたるんできてたるみ毛穴になっているようなタイプの方にはレチノール、

    どちらかというと乾燥肌で、皮フが薄く、

    毛細血管(赤み)が透けて見えそうなタイプの人には

    ペプチドの使用をお勧めすることが多いです。

    レチノールは加齢によって遅くなるターンオーバーを適切に促しながら

    コラーゲンの密度を高め、きゅっと引き締まった、ハリのある

    若い時の肌の状態に作り変えていくような効果があります。

    一方でペプチドは(ペプチドによってもいろんな効果がありますが)

    肌の細胞に適切な環境を与え、細胞同士がうまく働けるように助けたり、

    栄養を補給することで、肌を育て、厚み、ハリ感を出してくれます。

    そしてそこにビタミンCといった抗酸化作用のあるものを足していただくと

    紫外線などによる日々の酸化ダメージの蓄積を予防してくれます。

    家ではスキンケアをしっかりしつつ、クリニックではデバイスや肌育注射などで

    さらに効率よく肌を育てていくのがおすすめですよ。

    美肌は一日にして成らず。毎日のコツコツの積み重ねが大切です。

  • 脱脂後、目の下がへこみました。

    そういってクリニックを訪れる患者様は少なくありません。

    脱脂、いわゆる経結膜脱脂術は「クマ取り」という名前で一世を風靡しました。

    目の下のたるみ、いわゆる目袋は

    上顎骨・深層脂肪の痩せ(頬の痩せ)、皮ふの緩み、眼窩脂肪の突出、靭帯の引き込みなど

    さまざまな要因が絡んでいます。

    この中で脱脂で解決できるのは眼窩脂肪の突出のみです。

    ただ、眼窩脂肪の突出のみが原因で目袋が出ている例は意外に少なく、

    多くの方で、頬の痩せを伴っています。

    そしてそもそもアジア人の骨格特徴として、頬が平らな傾向にあるので

    それによって目元へのサポートが弱くなり、目袋が出てきやすくなります。

    そんな方に眼窩脂肪のみを除去すると、

    頬の痩せも相まって一気に目の下がへこんで見えます。

    (おそらく眼窩縁の骨っぽさ、靭帯の引き込みが目立つからだと思います)

    または術直後は仕上がりが綺麗でも、

    加齢による目周りの組織の萎縮で、数年後に目元に凹みが出てくることもあります。

    除去した脂肪は基本的には戻ってこないので、

    まずは頬をリフトアップすることでクマが軽減しないか確認して、

    それでも残るたるみに対して、最低限の脂肪を除去することをお勧めします。

    そしてもし今、脱脂した後の凹みが気になるなら。

    注入治療である程度改善可能です。

    脱脂で凹む部分は涙袋直下〜眼窩縁までの部分で、

    そこは皮フと眼輪筋、それより深層は眼窩脂肪になるので、

    注入に適した部分は皮下、もしくは眼輪筋下です。

    使う製剤に関しては、目周りの皮ふは薄く、ボコつきも出やすいので、

    チンダルのリスクがなく、馴染みのいいベビーコラーゲンがお勧め。

    ただ脱脂でへこんだ部分のみに注入して綺麗に仕上がるのは、

    涙袋直下〜眼窩縁のみ凹んでおり、頬に痩せがない方です。

    頬の痩せがある場合、目の下のへこみのみに注入すると、

    痩せている頬に対して、目の下だけボリュームが加えられるので、

    相対的に目の下が膨らんでいるような状態になります。(脱脂前と同じ状況です)

    なので目の下の治療を行うときは

    ぜひ頬のボリュームアップも検討してみてください。

    そしてご自身のクマが、脱脂に適したものなのか、というのも

    施術を受ける前にしっかり確認しましょう。

    取った脂肪は元に戻せないですから。

  • 目の下の注入治療はヒアルかベビコラか。

    目の下のたるみや凹みに対する注入治療を考える時、

    ヒアルロン酸注入にするか、ベビーコラーゲン注入にするか、

    どちらにしようと迷う方いらっしゃるのではないでしょうか。

    目の下の注入治療を考える時、よく聞かれるのが「チンダル現象」という言葉。

    これはヒアルロン酸が皮フの薄い浅い部分に多く注入された時に、

    その部分の皮フが青っぽい色合いになることを言います。

    塊として注入されたヒアルロン酸の中を光が通過すると

    赤い波長がヘモグロビンに吸収され、青い波長が反射することで青く見えます。

    つまり筋肉の色が透けやすい部分=皮フが薄い部分で起こりやすいんですね。

    目元の皮フはお顔の他の部位に比べて薄く、眼輪筋の色が透けやすいので

    チンダル現象を起こすリスクが高いと考えられます。

    そして目の下の中でも目頭側は特に皮フが薄く、筋肉が厚いので

    青みが目立ちやすいと言われています。

    そしてもう一つがヒアルロン酸の吸水性の問題。

    ヒアルロン酸は肌に塗るとその保水性で表面が潤うように、

    組織内でも大なり小なり水分を保持し、注入後しばらくすると膨らんできます。

    先ほどもお伝えしたように目の下は皮フが薄いので

    術後、吸水による膨らみが目立つケースが多いです。

    じゃあ何を注入するのか?ベビーコラーゲンです。

    浅い層に入れてもチンダル現象の心配はありませんし、

    非常に柔らかく馴染みやすいのであらゆる層に注入しやすいです。

    また術後の吸水の心配もほとんどなく、自身のコラーゲン生成も促進してくれるので

    ボリュームを足しつつ、肌育的な効果も出してくれます。

    じゃあ目の下の治療はベビコラだけでいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが

    答えはNOです。

    確かにベビコラだけで良くなる例もありますが、

    目の下のたるみは頬や目周りの、骨・深層脂肪の痩せが原因であることも多く、

    その場合はヒアルロン酸のリフト力を利用して、しっかり目元を支える必要があります。

    筋肉より深い層(骨上、深層脂肪内)に、少量のヒアルロン酸が存在するだけなら、

    チンダル現象について心配する必要はありません。

    そして、ヒアルロン酸の吸水性を考慮して、少し控えめな仕上がりで

    治療を終えることも大切なポイントです。

    またベビーコラーゲンは最初の数回は持続期間が短く、

    人によっては数ヶ月も経たないうちに吸収されてしまいます。

    しっかりヒアルロン酸で土台を作っておくことで、

    ベビーコラーゲンが減ったとしても、基礎が残っているから

    持続期間としてはより長く感じられると思います。

    注入治療はなんでも適材適所。

    土台をヒアルロン酸で、最後の仕上げをベビーコラーゲンで。

    しっかり製剤を使い分けることで、美しい目元に仕上げましょう。

  • 結局、肌がお顔の美しさを決める

    普段、注入治療をしていて思うのが、

    結局お肌が綺麗じゃないとお顔の美しさは完成しないということ。

    どれだけ中身が良くても

    一番外側のラッピングが綺麗じゃないと美しくありません。

    私の思う綺麗な肌は真っ白な肌ということではなく

    (もちろんお肌の白さは美しさの一つではありますが)

    真皮に厚みとハリがあり、ムラのない均一な色味で、

    毛穴が引き締まっているようなお肌です。

    一見簡単なように見えますが

    実は年齢を重ねるとこれらを維持するのはなかなか難しい。

    例えば肌の厚み、ハリ感について。

    注入治療でどれだけ皮下にヒアルロン酸やボリュームを入れても

    肌に弾力と厚みがないと、綺麗に立ち上がってくれません。

    イメージとしては、テントを張る時に、生地(肌)が薄く弱くヨレヨレだと、

    どれだけその下の支柱(ヒアルロン酸)を増やしても、

    ピンと張ったテント(顔)を完成させることは出来ません。

    それが厚みのある生地であれば、それ自体のハリ感もあるので

    それを支える支柱(ヒアルロン酸)は少量でも、しっかりとリフトアップしてくれます。

    ヒアルロン酸注入はless is moreと言われるように

    注入量は少量であればあるほど良いと言われており、

    そのためには少量で立ち上がるようなお肌を作ることがまずは大切です。

    そして色味、毛穴について。

    紫外線や摩擦、乾燥、

    糖化(炭水化物中心、血糖値を乱高下させる食生活)

    などによる慢性的な炎症は、

    赤み、茶ぐすみ(メラニンの不均一な分布)、黄ぐすみ(コラーゲンやエラスチンの糖化)

    といった色ムラの原因になりますし、

    それが蓄積するとコラーゲンやエラスチンを変性させ

    シミ、シワ、皮ふのたるみ、たるみ毛穴につながります。

    それらの予防には日焼け止めや遮光と、

    レチノール(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質や

    ペプチドを含むスキンケア、

    血糖値を乱高下させない食事、

    そしてクリニックでの肌育が大切。

    肌育については色々あるのでまた詳しく書きますが、

    ベースとなるのは肌育製剤(ヒアルロン酸、アミノ酸、ペプチド、PN)

    +熱デバイス(ニードルRF、レーザーなど)による

    理想的な肌環境の維持と、肌への適切な刺激。

    肌治療は直後から効果を実感できる注入治療とは異なり、

    「コツコツ積み重ね」がモノをいう根気が必要な治療です。

    だからこそ未来の自分への投資だと思って

    できることからコツコツ始めていただきたいのです。

    気になった今が始めどき。