目の下のたるみや凹みに対する注入治療を考える時、
ヒアルロン酸注入にするか、ベビーコラーゲン注入にするか、
どちらにしようと迷う方いらっしゃるのではないでしょうか。
目の下の注入治療を考える時、よく聞かれるのが「チンダル現象」という言葉。
これはヒアルロン酸が皮フの薄い浅い部分に多く注入された時に、
その部分の皮フが青っぽい色合いになることを言います。
塊として注入されたヒアルロン酸の中を光が通過すると
赤い波長がヘモグロビンに吸収され、青い波長が反射することで青く見えます。
つまり筋肉の色が透けやすい部分=皮フが薄い部分で起こりやすいんですね。
目元の皮フはお顔の他の部位に比べて薄く、眼輪筋の色が透けやすいので
チンダル現象を起こすリスクが高いと考えられます。
そして目の下の中でも目頭側は特に皮フが薄く、筋肉が厚いので
青みが目立ちやすいと言われています。
そしてもう一つがヒアルロン酸の吸水性の問題。
ヒアルロン酸は肌に塗るとその保水性で表面が潤うように、
組織内でも大なり小なり水分を保持し、注入後しばらくすると膨らんできます。
先ほどもお伝えしたように目の下は皮フが薄いので
術後、吸水による膨らみが目立つケースが多いです。
じゃあ何を注入するのか?ベビーコラーゲンです。
浅い層に入れてもチンダル現象の心配はありませんし、
非常に柔らかく馴染みやすいのであらゆる層に注入しやすいです。
また術後の吸水の心配もほとんどなく、自身のコラーゲン生成も促進してくれるので
ボリュームを足しつつ、肌育的な効果も出してくれます。
じゃあ目の下の治療はベビコラだけでいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが
答えはNOです。
確かにベビコラだけで良くなる例もありますが、
目の下のたるみは頬や目周りの、骨・深層脂肪の痩せが原因であることも多く、
その場合はヒアルロン酸のリフト力を利用して、しっかり目元を支える必要があります。
筋肉より深い層(骨上、深層脂肪内)に、少量のヒアルロン酸が存在するだけなら、
チンダル現象について心配する必要はありません。
そして、ヒアルロン酸の吸水性を考慮して、少し控えめな仕上がりで
治療を終えることも大切なポイントです。
またベビーコラーゲンは最初の数回は持続期間が短く、
人によっては数ヶ月も経たないうちに吸収されてしまいます。
しっかりヒアルロン酸で土台を作っておくことで、
ベビーコラーゲンが減ったとしても、基礎が残っているから
持続期間としてはより長く感じられると思います。
注入治療はなんでも適材適所。
土台をヒアルロン酸で、最後の仕上げをベビーコラーゲンで。
しっかり製剤を使い分けることで、美しい目元に仕上げましょう。

